Wed, Jan 20, 2010
マサチューセッツで民主党敗れる!
私の住むマサチューセッツ州は、伝統を感じさせると共にリベラルな気風で、民主党支持者が圧倒的に多くブルー・ステイトといわれています。ちなみに共和党支持の多い州は、レッド・ステイトといわれています。
このマサチューセッツ州で、昨年8月に死去した民主党のテッド・ケネディ(ケネディ家の一員でオバマの政治的師、47年間議席を守っていた)の議席を巡って、昨日(1月19日)、特別上院議員選がありました。開票の結果、なんと民主党が敗れて、共和党のスコット・ブラウンが僅差で勝利しました(52対47)。マサチューセッツ州で共和党が議席を獲得するのは、1972年以来初めてのことです。
民主党の敗因はいろいろあるようですが―例えば、民主党候補者がこれまでの民主党のやり方を批判したとか、ホワイトハウスへの応援依頼を直前になってしか出さず手遅れだったとか、選挙民の最大の関心事である雇用問題について何の具体策も出さなかったとか―、なんと言ってもこの共和党の議席獲得は、ヘルスケア改革の行方を相当複雑なものにする、と大手新聞各紙は解説しています。
テッド・ケネディが一生の仕事として取り組んできた皆保険ヘルスケア改革が、もう少しで実現しそうなこの時に、本人がこの世を去り、その後釜に改革を阻む共和党議員が座るとは、歴史はなんと皮肉なのでしょう。
オバマのスポークスマンは、ブラウンへの祝辞と、マサチューセッツを含む全国の家族が直面する経済危機克服のため協力して取り組むことを楽しみにしているという言辞を伝えました。しかし、ブラウンがヘルスケア改革で対立することは明らかですから、オバマはなんとも苦しい心境でしょう。
ますます、ヘルスケア改革をめぐる政治情勢から目が離せません。

